シングルマザーのお金のことについて、色々と調べてきました。
今日は「児童手当」について書こうと思います。
自治体によって条件や金額など違うと思いますので、詳細については各自治体のホームページを参考になさってください。
きっと、こうした記事を読まれているときは、離婚を考えている、離婚になりそうだという状況で、かつ、お子さんがいらっしゃる状況かと思います。自分のこともだし、子どもたちの生活のこともだし、頭の中がいっぱいいっぱいになるような、しんどいなかだと思います。でも、自分のそして子どもたちの未来のために頑張って調べようと思ってもらえるよう、この記事を書いて応援したい、そう思って書いています。
数万でも手当があると知ることができれば、たくさんの不安な中に、一つ安心が増えるだろうと思います。具体的に、家賃を考えるときにも、どれくらいの値段帯の賃貸を探せるのか計画も立てやすくなるだろうと思うんです。
これまで、市役所には2回足を運んでいます。
一度目は、離婚を切り出されて1週間くらいのことです。シングルマザーになる、ということがどういうことなのか理解しようと思って調べに行きました。不安すぎて、自分の身に起きていることがどういうことなのか知らずには居られませんでした。当時の私の知識では、自分の収入がパートによる数万でしたので、子どもたちを養育していけるはずがないと考えており、親権を持つことを主張する夫に対しても、「子どもたちのことをお願いします」と、実際返事をしていたくらいで、全く自分の権利や、夫の主張していることがどういうことを意味するのかということを、まるで理解できていませんでした。
ご飯も食べては吐いてしまっていたので、どこにもエネルギーはないはずですが、なぜかしっかりとしていました。しているつもりでしたが、傍から見れば、分かりませんね。げっそりだったかもしれません。
これからどうなるのか、何をしなければいけないのか、きちんと知りたいと思って、毎日調べ物をしていました。
市役所の担当窓口で、
「1週間前くらいに夫が出ていきまして、現在子どもたちと過ごしていますが、別居状態です。シングルマザーになったら、どうなるのか知りたくて来ました。」
市役所の方は、こんな手当てがありますよ、と資料を指さしながら、簡単に説明をして、「ひとり親家庭応援パンフレット」というのを手渡してくださいました。説明がありましたが、よく理解できませんでした。パンフレットに書いてあることは理解できましたが、じゃあ自分がどれを利用できるのか、安心だなという形では理解できませんでした。
自宅に帰っても、当時は子どもたちが夫の実家に帰省していて一人だったため、何かしてないと寂しい気持ちが押し寄せてきて気が変になりそうでした。だから、パンフレットに書いてあることを一つ一つ、無駄に丁寧に調べたりしていました。
そして、一つ気づいたことは、夫に言われるがまま、親権も監護権も持たずに、自分だけ出ていくということは、「シングル」になるということでした。「シングルマザー」ではなかったんです、お母さんではなくなる、つまり、自分は独身に戻るということなんだと、理解しました。
とてつもなく、どきどきしました。
お母さんじゃないんだ、私は、、、。この時の気持ちを痛いくらいに覚えています。
子どもたちの声を聞きたくなって、夫に電話をし、子どもたちと話をさせてもらいました。ご飯は何を食べたのかなど、何てことない会話でしたが、自分が、お母さんだということを感じたかったのかな、と思います。当たり前だと思っていた「お母さん」という肩書は、無くなる物なんだなと思っていました。
なので、離婚を切り出されて1週間の頃の自分は、このもらったパンフレットもシングルマザー用だし、関係ないんだなと思って、捨ててしまっていました。自分は独身に戻るんだ、一人暮らしをするんだ、じゃあ正社員にならないとな、子どもたちが遊びに来られるようなアパートを探そう、そう自分のことを理解していました。
法律事務所に行ってからです。自分には、親権や監護権を主張する権利があるということや、これから子どもたちを自分が育ててもよいのだということを、弁護士の先生に教えてもらいました。知らなかったら、、、夫に言われるがまま、離婚届けにサインをしていたら、、、、どうなっていたんだろうと、今でも怖くなります。
だから、こうして記事を書いています。
私は貯金ができたので弁護士費用を出すことができました。でも、パートをしたりしてようやくできたその収入のほとんどを生活費に充てなければならないお母さん(お父さん)もたくさんいらっしゃると思います。そうして経済的に弁護士に依頼することができない方も当然いらっしゃると思います。そんな方の目に留まれば、自分にも権利があるということを知るきっかけになるかもしれない、そう思って書いています。知らなければ、選ぶこともできないし、自分の人生がもしかすると実は自分では決められていなくて、誰かの強い発言によって動かされているかもしれない。すべてを知ることはできなくても、何かのきっかけでこの記事が役に立てたらと思っています。
2回目に市役所に行ったときには、
「別居中ですが、児童手当の申請にきました。」
そうして、申請ができました。調べてみると、離婚がまだ成立しておらず別居中の状態であっても、子どもたちの世話をしているという現状があれば申請ができそうだというような記事を見たからです。
こども家庭庁HPより抜粋
「離婚協議中で配偶者と別居している場合は、その事実を確認できる書類(離婚協議申し入れにかかる内容証明郵便の謄本、調停期日呼出状の写し、家庭裁判所における事件係属証明書、調定不成立証明書など)を市区町村へ提出し、児童手当の認定請求を行うことで、児童と住所が同じ方が児童手当を受給することができます。」
https://www.cfa.go.jp/policies/kokoseido/jidouteate/faq/ippan2#:~:text=A1%EF%BC%8E,%E4%BA%BA%E3%81%AB%E6%94%AF%E7%B5%A6%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
これを根拠に、市役所に申請に行きました。
でも、結果、申請は「進まない」ということで、「手当は支給できません」という電話の連絡がありました。なぜ、進まないのか?原因は、同じサイトから抜粋した箇所にあると思われます。
原則として、住所を異にしている配偶者と離婚協議中(離婚している場合を含む。)であることが必要です。ただし、配偶者が児童を監護していない場合など、個別の状況により申請者が受給できる可能性もありますので、まずはお住まいの市区町村の住民票担当部署及び児童手当担当部署へご相談ください。
上記で、「住所を異にしている配偶者」というのがあります。
これを、何をもって判断するのかというところに、不支給の原因があります。
私の場合、別居となって2か月で、そして、離婚調停も申し立てをしている、という現状があります。そうした現況を示す書類も、調停書類の送付先に夫の別居先アパートが記されていたため、この調停文書の提出で、別居という現況は十分に確認がされ、夫を「住所を異にしている配偶者」として、認められると思っていました。
でも、「別居中」という現況の実際の役所の判断は、住民票が別となっているか、ということでなされるようでした。
つまり、4人で暮らしていた一軒家の住民票住所に、母親である「しかく」と子どもたち「さんかく」と「まる」の3人が記載されていて、一方、アパートの住民票住所に「夫」1人という、形式が無いと児童手当の支給はできない、ということでした。夫は、離婚が成立すれば、今の一軒家に戻ってきて自分が住むつもりでいると(離婚を切り出した当時は)言っていましたので、彼にすればアパートは数か月の仮住まいのつもりであり、住民票をうつすということまではしないんだと思います。(逆に私が子どもたちを連れて出て行っていれば、住民票さえうつせば、支給を受けられた可能性が高いんだなと思いました。)
なので、結論としては、児童手当は現時点で支給を受けるのを諦めました。
児童手当の案内の文言の中には「別居中」であっても申請をすれば支給を受けられます、と書いてありますが、こうして受けられないパターンとしての一例で、参考になればと思い記事にしました。
数時間がっかりしました。
希望を抱いて動いては、断られたり、支給されなかったり、することがあります。
休んで何もしなかったときと状況が変わらなかったけど、自分には選べない選択肢だということが分かったり、支給されないということが分かったり、段々と自分の状況が明確になってくる(現実がはっきりしてくる)のは確かです。そうかそうか、はいはい私はこうしないといけないんですね、と、道が決まってくる感じがします。開けたのんびりした道では決してないけど、でも、落ち込んで落ち込んでしたら、あとは、その道を進んで頑張っていくしかないので、自分の頭はすっきりしてくるような気がします。
でも、気持ちがついてこないときも多くなってきたんですけどね。
また、書かせてください。あーたまらん、となったときには、皆さんに聞いてもらおうと思います。
もう6月に入りましたね。
次回の記事では、5月の生活費を書こうと思います。メルカリの売り上げもおまけとして載せます。どんな結果になっているかな、節約できているんでしょうか、、、そわそわ、嫌だな計算するの、また現実が見えてくる、、、
今日も読んで頂き、ありがとうございます!
今週は、調停の際に裁判所に提出する文書を作るのに、たくさん時間をさいていました。子どもたちの出生から、健康状態、登校状況、性格など、、、およそ20項目ほどのお題があり、本当に大変でした。
皆さんは、覚えていますか?いつにどんな病気にかかったか、、、
「さんかく」は本当にたくさんの病気の影がある子だったので、お薬手帳はあっという間に足りなくなり、私は別でお薬ノートというページの多いノートを作り、すべてを記録してきました。まめからしたことではなく、忘れるんですね、毎日必死にやっているからか、覚えてられませんでした。昨日何食べさせたんだろう、自分は食べたんだっけ、みたいな毎日でした。そのうえ、薬は何時で、何グラムで、なんて覚えられませんでした。そこで仕方なく、記録をせざるをえませんでした。でも、今それがとても役立ってくれています。そして、読み返しながら、ああ、頑張ってたなあって、自分のことを褒めてやりたくなりました。
本文のように長くなっていますね( ´艸`)
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