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「なんか お母ちゃんに会いたくなって 来ちゃった」

 昨日は、パートの仕事だったので、17時に帰宅しました。
子どもたちは、夫の別居先であるアパートに帰ることになっていたので、自分の夕飯を作るだけでした。
解凍しておいた魚をフライパンに乗せて焼こうとしました。1パック2尾入っていました。「もういいや2尾焼いてしまおう、「さんかく」が好きだった魚だなあ」そう思ってフライパンの様子を見ていると、玄関のすりガラスに、「さんかく」のシルエットが映りました。

「え?!!さんかく~??」
玄関の方へ呼びかけてみると、真っ赤な顔をして「さんかく」が入ってきました。

さんかく:「なんかわからんけど、お母ちゃんに会いたくなって、、、。」
 手を広げたら、すっぽり、その中に入ってきました。汗をかいていました。冷たいお茶を入れながら、
しかく:「学校でいやなことあったんか?」
さんかく:「ううん。それはないねん。でも、なんか、会いたくなって。」
しかく:(泣きそうになるのをこらえて)「そうなんや。ちょうどな、「さんかく」の好きな魚やな、2尾あるし、「さんかく」に持っていこうかな、と思ってたところやったん。すごいな、だからびっくりした。」
「汗かいてるけど、自転車急いできたん?」
さんかく:「自転車こっち(一軒家)やったから、走ってきてん。それで暑い。むっちゃ暑い。」
しかく:「そうかあ、走ってまで、来たんや、、、」(だめだ、泣きそうでした。)
さんかく:「でも、すぐに帰らないとあかん。」
しかく:「なんでなん?」
さんかく:「おとうちゃんにそう言ってきたから、(17時)45分には帰るって。」
しかく:「そうなんや、好きなようにしたらいいんやで。一応決めるけど、その日の気分とかあるやろ。お母ちゃんはもうお家にこうして帰ってきてるんやから、居ったらいいよ。」
さんかく:「そうなん?、、、なんか、60%くらい居たくなってきた。ちょっと(お父ちゃんに)言ってくるわ。」
しかく:「電話で聞いたらいけるんちゃうの。」
さんかく:「いやでも、ランドセルあっち(アパート)やし。一回帰るわ。」

そうして、自転車に乗って、アパートの父親の元へ、走っていきました。
10分後、戻ってきました。

さんかく:「あかんて。うどんもう買ってきてるし、今日はあっち(アパート)って。「まる」も行きたいて言ってたわ。熱出てるし、おかあちゃんのご飯食べたいって。。。」

 結局、「さんかく」は、アパートに帰っていきました。「木曜日と金曜日は会えるからな。」と言いながら。
「まる」からも電話がありました。

 この2拠点生活を始めて8日経過しました。
夫が、離婚の意思を書いた手紙の中で、「今後の生活のイメージ」として提案してきたものです。
子どもたちは、一軒家(しかく)とアパート(夫)で、週の半分ずつを過ごし、夫婦交代で子どもたちを世話する、というものです。
別居中の両親に、子どもたちが会えるためには、こうしたスタイルしかないんだろうかと一旦始めました。新学期も目前のことだったので、流れるように始めたというのもありますが、別居生活の一番の影響を受けているのは、子どもたちだということがよく分かります。心が痛いです。子どもたちは、自分たちだけでは生きていけない、別居の影響を受けたい受けたくないという選択権も無いまま、こういうものになりました、という大人の都合で、あっちやこっちに生活の拠点が移る。これこそ、子どもたちの生活環境として、とてもよくないことなのではないかと考えるようになりました。

 弁護士の先生に、この点も、相談しようと思います。

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