離婚を切り出されてから7日目の4/6、予約していた2件の法律事務所に行きました。
この日までの私は、住む家が無くなる、すぐに出ていかなければならない、そのための生活費を稼がなくてはいけない、、、そんな気持ちのなか、前に進まなければいけない、、、もうエンスト状態でした。
ご飯を食べるように言われても、食べては吐いてしまうため、食べるのが嫌になっていました。
ズボンはあっという間にぶかぶかになりました。
夜中にも何度も目が覚め、「夢だったのかな、、、」と思うのですが、隣の布団に子どもたちがおらず、あー現実か、、、の繰り返しで、ようやく朝方熟睡するといった感じでした。
夫とは、この7日の間に、二度電話をしました。
子どもたちの声を聞きたかったのもあったのですが、以下の二つをお願いしに電話をしました。
・自分が自立すること(お家を近辺で探すこと・正規職員になること)の期限をもう少し延ばしてほしい。具体的には、3か月から6か月にしてほしい。
→夫は、「んーでももうお金かかるのが大変やから、できるだけ早くして(出ていって)」と言いました。
・子どもたちの面倒をみるのはいいけれど、子どもたちの気持ちがあって、どちらか一方でずっとみるようなことになったときにはどうするの?
→「次の週を自分が全部みるとか、日数で調整しよう。いちいちお金で調整するのはやめよう。僕が全部みるようなことになったら、その分の生活費を逆に払うことになったらいややろ。あくまでも半分ずつというのを原則にしてやっていこう。」最後に夫が言ったのは「とりあえず、やってみよう。」という言葉でした。
なんなんだろう。この適当な感じと、今後も夫とこうして逐一連絡をとり、子どもたちが帰ってくる日について、何曜日が誰で、、、ということが続く。この適当な離婚はなんなんだろう、とにかく、ますます夫のことが嫌になってしまいました。親権は自分が持つと言っている人が、こんな適当でいいんだろうか、こんなこと許されるんだろうか、離婚ってこんなものなんだろうか、、、
自分が離婚を言い出して、出て行って、子どもたちも含めた周囲のみんながそれに様々な思いをし、環境を変えて、自分の言ったように動いてくれている、なのになんて無責任なんだろう、こんなことまかり通るんだろうか。夫の「とりあえず、やってみよう。」という適当な言葉に、子どもたちを任せるのも嫌だなと思ってしまいました。
とはいえ、自分にはパートの身分しかなく、収入は扶養内の8万円ほどで、親権なんか持ちようもないし、私が親権を持つなどということは、それこそ感情に任せただけの無責任な親かなと思ったため、親権は夫に持ってもらう、というのは当たり前だと思っていました。不動産屋さんに賃貸を探しにいった日も、「安い単身アパートでは、子どもたちがたびたび来るような状況はトラブルの元になり貸しにくいし、ファミリータイプの賃貸は家賃が高くなり、どうやって生活されるんですか?何か収入の当てはあるんですか?」という、仲介業者としては当然の心配をされ、自分の社会的信用の無さを知ったところだったので、ますます、やっぱり私は、夫の言われるようにするしかないんだ、まだ子どもたちに会わせてもらっているだけ、幸せなんだなと思っていました。
そうした気持ちで、1件目の法律事務所に着きました。
若い男性の弁護士さんでした。
夫が書いてきた手紙に、さっと目を通し、だいたいのこれまでの経緯が分かるような質問をされました。
・結婚期間は13年
・夫の年収と、私のパート収入
・子どもの性別と年齢
・収入の柱は夫で、子どもたちの世話をしていたのは私
そして、夫が書いてきた離婚原因について話をしました。
・夫は、私の継続的な無視や、自分が精いっぱいやってきた家事育児を認めようとしなかったため、離婚したい
・夫は、特に息子に対する私の虐待を許すことができず、その原因は夫婦関係が悪いことにあると考え、離婚したい
夫の主張は、大きくはそのような内容でした。
その弁護士の先生は、色々と説明をしてくださったのですが、最後に、「十分な条件での離婚じゃないですか。応じられたらいいと思いますよ。」と、言われました。相談できる1時間という中でも、終始、特に味方になってくれるという雰囲気は、私には感じられず、淡々と「そうですか。そうですか。」と話を聞いている、といった感じでした。自分にどんな主張ができるのか、そして、どんな権利がありそうなのか、やっぱり私には無いんだなと思い、事務所を後にしました。
でも、話を聞いてくださったことは、本当に心が救われました。自分の両親も感情的になり、おそらく自分も、自分が思っている以上に感情的なんだろうと思います。それが少し、弁護士の先生のおかげで、落ち着いた気がしました。
これから話し合うべきは、過去のことではないということ。自分が妻としてよい妻であったはずというのを評価してほしい、よいお母さんだったかを認めてほしい、私はそういうことを望んでいるのではなく、今後、私には何の権利があり、子どもたちを育てていくためにどれくらいのお金を必要とするのか、そうした未来のことを考え、具体的に話す必要があるということを、教えてもらいました。
長くなってきましたので、2件目の法律事務所については、別で書きたいと思います。
下の「ランキングボタン」を押して、応援してくださると嬉しいです。